メニュー
  •  

どうすれば、人は健康行動を“続けられる”のか?PHR×オンライン診療が支える、新時代の行動変容支援

こんな課題を感じている人事・労務ご担当者様へ:

  • セミナーや教材による啓発だけで、社員の行動を変えるのは困難と感じている
  • 面談や保健指導をしても、続けられない・続かない従業員がおり、困っている
  • 治療中断や検査数値の悪化を「あとから知る」ことが多く、未然に防げていない
  • 健康経営の成果を見える化し、戦略的に活かしたいと考えている

 

健康診断で生活習慣病リスクが見つかっても、その後の通院や生活改善が続かない社員が多い——長年、そんな課題と向き合っている担当者は多いのではないでしょうか。

この記事では、多くの人事担当者が頭を悩ませる健診後の「行動変容」に対し、PHRを活用することで解決につながった事例を、とある研究報告を交えながら、解説します。

目次

  • なぜ、健康行動は続かないのか?
  • PHRを活用した、新しい健康支援のあり方
  • スマートワンヘルスが「継続」を支える4つの工夫
  • 健診の「その後」に、企業の本気が問われる時代へ

  • なぜ、健康行動は続かないのか?

    社員向けに健康セミナーを開催し、生活習慣改善のための情報提供や保健指導をしても、実際に行動を変えられる人はごく一部。多くの社員は「何も変わらない」あるいは「始めてみたけれど、すぐにやめてしまった」というのが現実です。健康経営の取り組みが進む中で、多くの企業が直面しているのが、この「行動変容の壁」ではないでしょうか。しかし、この「変わらなさ」は、当人の意欲や能力だけの問題ではありません。もっと根深い構造に原因があるのです。

    💔 ①脳のしくみと心理的な壁

    人の行動の多くは、脳の「自動運転モード」で処理されています。そこに新しい行動を上書きするには、大きなエネルギーと意識的な努力が必要です。脳は本能的に変化を避け、現状を維持しようとします。さらに長期的な健康よりも、目先の快楽を選びやすいという心理的バイアスも加わり、「わかっているけど、できない」状態に陥ってしまうのです。

    👥 ② 環境・社会的な制約

    個人がどれだけ努力しても、周囲の環境や人間関係が古い行動パターンを支持していれば、変化は困難です。時間的・経済的な制約に加え、家族や職場の同僚からの期待や無言の圧力が、従来の行動パターンを続けさせる方向に働くこともあります。

    📝 ③ 計画段階での設計不足

    目標が曖昧で、何をすればよいかわからない。頑張っても成果が見えず、気持ちが続かない。うまくいかなかったときの対処法を決めておらず、挫折してしまう。こうした状況は、計画立案時に想定しておくべきことができていない、設計不足が原因で起こります。

    このように、行動変容は個人の意志の問題を超えており、組織全体で取り組むべき課題として認識され始めています。


    PHRを活用した、新しい健康支援のあり方

    ✅ 企業がPHR×オンライン診療を導入する意義 

    多くの企業で健康経営の取り組みが進む一方、専門知識や専門職の不足という課題も浮き彫りになっています。 インテグリティ・ヘルスケアが実施した人事・労務担当500社へのアンケートでは、「生活習慣病の重症化リスクへの対策が十分でない」と感じる理由として、約4割が「専門知識・専門職の不足」を挙げていました。 従業員一人ひとりの健康状態に合わせた継続的な支援には、専門的な視点が不可欠です。PHR×オンライン診療を導入することは、こうした企業の課題に対する有力な解決策となります。専門職である医師と伴走しながら従業員の健康管理を継続できる体制を構築し、より実効性の高い健康経営を実現します。

    スマートワンヘルスは、健診結果やライフログをPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)として一元管理し、それらを医師と共有しながらオンライン診療を受けられる、「行動変容」と「継続」を後押しするサービスです。このアプローチの有効性は、最近の公的研究においても示されています。

     

    ✅ 厚労省研究で実証された、PHR×オンライン診療の有効性

    PHRを活用したオンライン特定保健指導・オンライン診療が行動変容に及ぼす効果について、厚生労働省の科研費による研究*¹が実施されました。

    その報告によると、対象者のPHRを利用して特定保健指導やオンライン診療を実施することが行動変容の継続に効果的であることが示唆されています。PHRは記録をつけるだけでなく、それを身近な人や、医療者と共有することで、励ましや的確なアドバイス、パーソナライズされた質の高い医療を受けられることにつながると、我々は考えています。

    令和4年度 厚生労働科学研究費補助金「パーソナルヘルスコードを活用した診療(オンライン診療中心とした)における行動変容に関する研究」 

     


    スマートワンヘルスが「継続」を支える4つの工夫

    スマートワンヘルスは、単なる記録ツールではありません。PHRを活用しながら、社員一人ひとりが自分の変化を感じ、支援者とともに前に進めるよう設計されたコミュニケーションツールでもあります。データにもとづいた「寄り添う支援」を体験することで、変わっていく自分を実感し、続ける喜びを味わうことができるのです。

    継続を支える4つのしくみ

    1. 健診データやライフログの”見える化”
      アプリ上で自身の状態をいつでも確認できます。小さな変化が見えるからこそ、行動の継続につながります。
    2. 専門職によるリマインド、リアクション
      取り組みを忘れがちな日常の中でも、声がけがあることで自然に思い出し、行動しやすくなります。また、記録した内容に対して専門職からの励ましやアドバイスがあることで、一人では続けにくい取り組みも前向きに継続できます。
    3. 行動目標の設定と評価の仕組み
      体重・血圧・食事など、具体的な行動目標を「自分で選び、記録し、振り返る」ことが可能です。
    4. オンライン診療による「相談できる・受診できる」環境
      気になることがあればすぐに相談でき、必要な時、タイムリーに受診することができます。さらに、健診データやライフログを医療者と共有することで、検査値の推移や普段の生活状況をふまえた質の高い診療を受けられるようになります。

    健診の「その後」に、企業の本気が問われる時代へ

    これまでの健康経営では、健診実施率や保健指導の参加率が主な指標とされてきました。しかし今、本当に問われているのは、「その後、社員は行動を継続できているか」という視点です。

    • 一人ひとりが自分の健康と向き合い、必要な行動を継続できているか。
    • 治療や生活改善が途中で止まることなく、長期的な健康維持につながっているか。

    スマートワンヘルスは、この「健診後の継続支援」に特化したソリューションです。単発の指導ではなく、社員が変化し続けられる環境を企業とともに構築します。

    データに裏打ちされた効果と、一人ひとりに寄り添うコミュニケーション設計により、これまで「個人の努力」に委ねられがちだった行動変容を、組織全体で支える仕組みに変えていく。それが、これからの健康経営に求められる姿だと考えています。

    社員の健康が、真の意味で「継続可能」になるよう、スマートワンヘルスは企業の皆様と歩んでまいります。

    今すぐできる第一歩:スマートワンヘルスの資料請求・導入相談はこちらから
    スマートワンヘルスで、長年頭を悩ませてきた健診後の課題に、本気で終止符を打ちませんか?
    まずは、お気軽に資料請求からご相談ください。

    📃 今すぐ資料をダウンロードする(無料)

    💻 お問い合わせはこちら